護身術と武術

 

今日は今まで自分が体験してきたいろんな武道・武術について書きたいと思います。

ちなみに今まで体験してきたものは剣道・居合・テコンドー・カポエイラ詠春拳八卦掌・柔道・合気道 などなど。

 

護身術になるのか。いざと言うとき役に立つのか。

やっぱりこれ一番聞かれる質問だし、多分これから何か武道・武術を始めようって人も大概「実戦でどれぐらい使えるのか」ってところが気になってネットで検索する人いっぱいいるんじゃないかなと思います。

それに加えて「〇〇拳と〇〇拳はどっちが強いのか」「日本で一番強い武道は何なのか」みたいなこともよく聞かれるし、よく検索されてると思います。

個人的な回答としては「使う人による」これに尽きますね。

あとは使うシチュエーションにも寄るし、目的にもよる。

例えば詠春拳なんか、知人との諍いから殴り合いに発展してしまった!って状況では大いに使えると思います。お互い素手。相手は殴り合いの喧嘩とかそんなに体験したことない、みたいなシチュエーションだったらいくらでも攻めどころがあるし、征しようがある。相手が喧嘩慣れしてる人だったらこの限りではありません。

じゃあ町中で通り魔にあったときはどうなのかってなると、それはもう手向かいしようとする方が愚かというもので、一目散に逃げましょう。相手は刃物持ってるわけだし、それに素手で立ち向かおうなんて映画の見過ぎです。どれだけ身のこなしが軽くても普段から対刃物の訓練をしてても喧嘩慣れしてても実際の刃物相手では素手は無力。

故に「最強の護身術は陸上」という人もいます。一刻も早く逃げること、その場を離れること。うん、これこそ最強です。間違いない。

 

っとは言え

いざ通り魔を目の前にしたときに逃げ場が無い。目の前に襲われてる人がいるから助けたい。こういう時ももしかしたらあるかもしれません。そんな時は何でも良いので武器になりそうなものを手にしましょう。傘とか棒切れとか、投げれそうなものとか、大事なことは間合いを取ることだと思うので、なるべく自分のリーチを長く持つこと。

傘とか棒とかあれば、武器術をしている人だったら何とかなるかもしれません。

相手は包丁orナイフ、自分が傘だったら傘の方がリーチが長いので、ある程度間合いを保ちながら牽制出来るかも。向こうもナイフ投げてくるかもしれませんが、土壇場での飛び道具って当たることの方が少ないと聞いたことがあります。相手が丸腰になったらまあまあやりようもあるかもしれません。

で、こういう「もし通り魔にあったら」っていう想定なんですけど、何とか牽制だけでもして時間を稼げれば、どこかで事が起きた時点で然るべき機関に通報されてるはずなんで、そのうち援軍というかポリスさんたちがぞろぞろ来てくれると思います。

いや、さっきも言った通りそんな事になる頃にはその場に既にいないのが理想なんですけどね。

 

役に立つ順

じゃあ自分が今まで経験してきた中で役に立つなぁと思ったものがどれかと言うと

やっぱり武器術が圧倒的に安心感もあるし武器だけあって殺傷力もある、という点で

剣道・居合は堅いな、と思います。稽古終わりとかで居合刀持ってたら大体の通り魔はもう怖くない。事が終わった後にお縄になるのがどっちか分かりませんけど。

詠春拳もある程度まで習熟すると六点半棍とか棒術になってくるので、これもとっさのときに得物さえあれば自分の身ぐらいは守れるのかなと思います。

そもそも槍みたいなものがあれば全く護身術や武道の経験が無い人でも自分の身は守れるでしょうね。槍って刀みたいな修練を必要としないしリーチ長いし、突けば勝ちってそれはもうかなり武器として完成されている気がする。だから歴史上の戦人たちはみんな得物が槍なわけですね。

さて、では得物が無くて素手の場合ですけど、これはもう経験してきたもので語るならばほぼ全部同列ですね。

テコンドーはITF,WTFどちらも道場通ったのですが、いざという時に全く使えないことは無いなと思いました。脚って手より長いし、脚で間合い取りながら牽制するのは、本当に周りに何も無い状況ではありかなと。脚切られても致命傷にはならなさそうだし。

徒手空拳とか合気道とか柔道とか、相手にほぼ密着しなきゃいけない武術の痛いところは、自分の手が届く間合い=相手の間合い内でもある ってことですねやっぱり。危険過ぎる。

そういえばテコンドーってネットで見ると散々「足当てゲームだ」とか「威力が無い」とか言われてますけど、WTFの方の師範の蹴りを初めて受けた時は普通に血吐くかと思いました。最初に足当てゲームだって言った奴出てこい。

まぁ、ここらへんは道場ごとに

「勝ちにいくテコンドー」軽くでも良いからポイント高いところに蹴りを当てて、とにかく試合に勝つことが目的のテコンドー。

「強いテコンドー」いざというときに自分の身を守れる、相手の動きをある程度想定しながら動き強烈な一撃を叩き込むテコンドー。

「綺麗なテコンドー」足を真上に180度上げたり前後開脚180度して見せたり動きのしなやかさで魅せるテコンドー。

と一括りにテコンドーと言ってもいろいろあるでしょうし、教えてる人の方針にも寄るでしょう。故に「〇〇拳より〇〇拳の方が強い」っていう理論は当てはまらないと思ってます。

そして中国武術なんですけど、これはもう実戦だと中国武術っぽくなくなると思ってます。稽古はやっぱり演武とか体の使い方が中心ですからね。どんな人でもいざ喧嘩になればみんなボクシングっぽい動きになるのは必然なんじゃないかと。映画みたいにあんな構えいちいち取ってられませんよ。いや、画的にかっこいいから好きですけどね。でも冷静に考えると、喧嘩だったら構え取ってる間に大体の人がタックルで突っ込んでくると思うんですよね。

 

総括

さあいつも通りここまでぐだぐだ書きましたが、結局のところ

本当の本当に後先無くなって、もう自分の身一つで何とかするしかない、って状況になるまでは基本逃げの一手で自分の命をお守りしましょう。それが第一。ということですかね。

逃げられない状況になったときに、そこから身の周りのものを投げつけてなんとかするのか、自分の脚で何とかするのか、自分の手で何とかするのか、それはもう個々がどういう武術・武道を身に着けて、普段どんなシミュレーションをしてて、どんな理論を持っているかに寄るだろうなーと思います。

脚でも手でも、武器無しで行くなら出来るだけ隠れて不意打ち狙ったりしましょう。武士道を貫いて死んだら元も子もありません。

強いて言うなら武道・武術っていうのは、

何かを身に着ける→ちょっと自分に自信がつく→とっさのときに普通の人よりは落ち着いて行動できる

っということで、精神的な強さは身に着けられるのかもしれません。それは間違い無いんじゃないかな。

例えば通り魔する方なんかは、それをする時点で既に正気じゃないだろうし、人前ではトランス状態だろうし、真正面から走って突っ込んでくる可能性の方が断然高いんじゃないかと。

そんなときに何か自分を冷静に落ち着かせてくれるものがあれば、対処のしようもあるかもしれません。

まぁ、やっぱりそんな現場に立ち会わないことが最大の護身術なんですけどね。

っと言うことで、これから武術を始める人は何が実戦的なのか、護身性が高いのかっていう部分は一先ず置いておいて、自分の興味がある、かっこいいと思うものを選んで始めましょう。

そして実際に使える技を、自分で体験しながら探していくのもまた1つの嗜みなんじゃないかなと思います。

 

今回はここまで。